この世界は概念が無ければ、生きることができません。
もし概念が無ければ、他者とのコミュニケーションができなくなり、生活に支障をきたすことになりますね。
概念は意味と言い換えてもよいですが、意味が無ければ様々な事象を理解できなくなります。
私たちは、何にでも意味を付けラベリングをして理解するという習性があります。
しかし、この習性は自らを傷つけてしまう事にもなります。
意味を付ける事で、自分や他者、社会などに対して固定概念を植え付け、その上でストーリーを展開していきます。
そこから、思い込み、先入観、憶測が始まり、それが真実になっていきます。
例えば、誰かが悲しんでいると、自分も悲しまなければいけない、というようなパターンが真実となり、そこから「今疲れているのは、あの人が悪い気を持ってきたからだ」というようなストーリーが生まれていきます。
様々なストーリーが自分自身を傷つけてしまいます。
概念は必要ですが、自分自身を傷つけたり、疲労させるような意味やストーリーは正直余計なラベルで、剝がしても人生に大きな支障はありません。
むしろ、剥がしてしまった方が楽に生きていく事ができるし、もっと自由に自己を表現することが可能です。
確かに、長年貼り付けてきたラベルを簡単に剥がすことは、難しいことかもしれません。
なので、一気に剥がさずに、少しづつ少しづつ日々の生活の中で、まずはどんなストーリーが自分を傷つけているのか?という認識からスタートすることをおすすめします。
ただ、気付くだけでOKです。
さっきの例ですと、疲れている人がいると自分も疲れるというストーリーがあるとしたら、淡々と客観的に疲れているのは他者であって、自分が疲れる必要性はなく、元気でいる選択ができるんだ。という事を確認していくことです。
あなたはあなたでいる選択ができます。
少しづつ、余計な概念、余計なラベルを剝がしていく事が、もっと楽に、あなたらしく生きる秘訣です。
余計なラベルを剥がせば剥がすほど、あなたの本質が輝きます。