意識の旅が始まる。
それは突然始まった。
非常に強い力が僕の意識を前方の方へと引っ張る。
体が剥ぎ取られてしまうような恐怖を感じる。
とても怖い。命の危機を感じる。
しかし、しばらく抵抗してもその力は強烈で、その力に任せるしかないことを悟る。
その力に逆らわずに任せてみる。
時空がスパイラル状に歪んでいる。
そのスパイラルの中に溶けていくような感覚がする。
スパイラル状のエネルギーが一つの生命体のように感じられる。
その生命体的なエネルギーに組み込まれ始める。
すると、突然大きな衝撃を感じる。
僕は物凄い数の存在達に囲まれている。
それまで出会ってきた人、これから出会う人、この世界には存在していない存在達。
様々な存在達と一緒にいる。
いつもずっと一緒にいたことに気付く。
一人では無かった。
孤独では無かった。
物凄い数の存在達と一緒に更にスパイラルの中を溶けていく。
それはタイムトンネルを彷彿するチューブのようなところを移動するようなイメージで、
チューブは様々な別のチューブと繋がっている。
別のチューブに意識を向けると、僕は今とは違う人生を送っている。
様々なのチューブが存在して、それに対応する世界が存在している。
更に意識は拡大していき、たくさんの存在達や別の空間の私が一つに繋がっていく。
もう分離せず、ある意味全てが「私」になっている。
更に、「私」も消えて、全体の創造になる。
全ては融合していた。
2007年に体験したシャーマニックリチュアルでの意識の拡大体験をまとめました。
シャーマニックリチュアルにも様々なスタイルがありますが、この体験は一気に意識を拡大させるアプローチのものです。
あまりにも強烈な体験で、途中で恐怖との戦いがありました。
実際の体験時間は5分程だったかと思いますが、その体感は今も覚えているほど強烈でした。
この体験で分かった事は、誰もが孤独にはなれないという事と、この世界は様々な別の世界(パラレルワールド・平行現実)が複雑に絡み合っていること。更には、そんな複雑な構造も、最終的には全てが融合しているという事です。
また、この世界は誰か、もしくは何らかのコンピュータのようなシステムが考えている、プログラムしているビジョンや表現のようにも感じました。