意識の旅が始まる。
その瞬間は突然来る。
今まで認識していた時空が一つの波のように感じられ、
その波の皮が向けるかのように体が急激に引っ張られる。
気付くと、今までの世界が溶けている。
無限の波の一つになっているように感じられる。
その波は永遠に繋がっている。
無限の領域。
すると、波がリズムを刻んでいる。
それは、音として響いている。
一定のリズムに言葉のようであり、言葉ではないようなフレーズが乗っている。
波がスパイラルのように回転している。
同時に、波の音もループしている。
その音がある一つのポイントに集まっている。
全ての中心であり、源で様々な音が凝縮している。
そして、中心から無数の音として放出をしている。
更に音がフックになり、そのフック部分にストーリーや物語、空間が生まれ、世界が始まる。
音が世界を作ることを知った体験だった。
この体験後に理解したのが、この世界と音との関係性でした。
特に、マントラ(真言)の存在。
マントラとは、中心・源から始まる本質を所持している音を表現している音でした。
その音が古代ヴェーダや、密教、仏教などの概念を通過して、マントラやお経になっている。
マントラは既に文化によって作られている音ですが、その本質はまさに私たちの源へと繋げるフック。
意識的にマントラを活用することで、本質を感じやすくなっていきます。
もちろん、伝統的なマントラでなくても、好きな音や音楽の中にあなたの本質の音が響いています。