パワーとは私たちの想いです。
一点の曇りも無い想い、集中した意図、覚悟。
これがパワーで、この世界にその想いが現実に投影されていきます。
どのように自分のパワーを知っていくことができるのか?
そのために、人類の歴史の中で登場したのが、様々な存在達です。
神仏、天使、守護霊、精霊、アバター、龍、先祖などの存在達、それらを形として分かりやすく表現させた仏像や絵画、建築物、自然界には例が宿るというアニミズムの世界観など、私たちの文化の中には、文化、思想、宗教に基づいた様々な存在達がいます。
これらの存在達へ、儀式や祭事などを通して祈りを捧げることで、その祈りがこの世界に投影され、現実化へと繋がっていきます。
自分のパワーの拠り所として、分かりやすく認識できる形に変換して繋がったり、化身化(アバター化)させることで、自分のパワーを強化したり、認識したり、安心を得ることができます。
また、様々な存在達を介することで、自分自身の人生の目的、方向性、指針を知ることも可能になります。
これは間接的にアカシックレコードを活用している状態とも言えます。
そのような存在達は幻想なのか?という話になりますが、幻想では無くて、実在しています。
存在との繋がりを意識することや、多くの人たちが集合的に理解していたり、共鳴していると、実際に存在達は、実在することができます。
それは、今スマホやパソコンが目の前にあって、この記事を読んでいるのと同じ事です。
ありとあらゆること、仏教で言う森羅万象は、源からの放射によって具現化しています。
源とは、本質であり、全ての創造の中心。そこから、森羅万象が創造されています。
仏教でいう「色即是空 是則空色」、つまりは物質は空っぽであると同時に、空っぽは物質でもある。
「何も無いけど、全てある」という、一見矛盾する言葉になりますが、それが源の本質です。
ある衝動に従い、源からの放射によって概念や物質が創造されています。
この視点から見れば、結局、様々な存在達も、文化や宗教、思想などに従って、全てが源から創造されています。
創造から生まれている衝動に完全に繋がった状態がパワーという事になります。
別の言葉で言えば、個性、パッション、創造力、インスピレーション、ワクワクする気持ち。
そのパワーの証として、分かりやすい形で、様々な存在が実在しています。
意識的に、興味があったり、ピンとくる存在がいれば、その存在に祈ることで、自分自身のパワーが活性化し、現実化が起こってきます。
ただ、ポイントになるのが、依存ではなくて、共存です。
様々な存在に依存してしまうと、本当の自分の本質からずれていきます。
存在が生まれた背景には、様々な思想や考えがあります。
依存するということは、その歴史に参加することになります。
もちろん、その歴史が自分の本質と完全に一致していれば問題はありませんが、異なるのであれば、逆に義務や教義などを守らなければならないという想いが生じ、本末転倒になるでしょう。
共存する想いで、言葉が悪いかもしれませんが、一つのツールとして活用していく、自分のパワーの証として利用していくことがポイントです。
そして、最終的には、様々な存在の力を借りなくても、祈らなくても、自らのパワーそのもので、自分の存在を認めていく事になっていきます。
そうなると、今まで祈ってきた存在そのものが「私」になり、完全な自分に目覚めることになります。
人生のオチを味わうことになります。