現実では、時間は過去、現在、未来のように進んでいます。
過去は完了し、未来は未完了で、これから作られていく。
これは、私たちの体であり、エゴ(自我意識)が捉えている時間というツールの視点。
この時間のある現実では、私があり、他者があり、建物がり、食べ物があり、物質があり、概念があり、意味があります。
自分の感情を相手に投影させたり、傷ついたり、喜んだり、いろんなドラマやストーリーがあります。
体を使って、様々な体験をすることができる世界。
もう一つの視点は、時間は全てが同時に起こっている意識の視点。
もっと言えば、時間は存在していないという視点。
この視点の究極のポイントでは、何もありません。
私も無いし、他者も無いし、物質も無いし、概念も無いし、意味も無い。
私たちは時間のある世界と、時間の無い世界の二つを実際は同時に生きています。
どちらも大切な視点。いかにこの二つの視点を一つの表現として生きるかがポイント。
この両者が一つの表現になった時、私たちは本来の存在に目覚めます。