子供の表現を認める育児

我が家の娘っ子も2歳4ヶ月になり、いろいろな事が一人でできるようになってきたり、自分の意思を言葉で表現できるようになってきました。ほんと子供の成長は早いですね。日々の中で子供を通して自分について教えられますね。

 

今まで個人セッションやワークショップをやってきて、多くの方が幼少期の頃の葛藤が今の現実に大きく影響を及ぼしていることに気付かされます。その中の一つが自己表現のブロック。幼少期の頃に親の顔色を伺って、本当は言いたかったり表現したかったことを抑圧してしまい、それが大人になって大きな不満や葛藤として色濃く表れ、日々の生活の中で不安や恐れを味わってしまうのは、本当によくあります。

そして、「どうせ言ったところで何も変わらない」とか、「こんなことを言ってしまったら相手を困らせるだけ」、「言わないほうが言うよりましだ」というような思い込みや先入観がつきまとい、気付けば人生は不満の連続、思い通りの人生なんて歩めないというような歪んだ価値感を身に着けてしまいます。正直になることができず、自分のパワーを他者に預けてしまったり、抑圧してしまったり。

 

この世界はコミュニケーションの世界です。確かにそれは面倒なことかもしれませんが、自分の意図を言葉に乗せて伝えるということをしない限り、勝手な妄想や憶測が先走り、人間関係がぎくしゃくしたり、争いが起こったり、ほしいものがなかなか手に入らない等ややこしくなります。もちろん、相手との関係性もあるので、タイミングや言い方などは様々で状況によりますが、結局は正直な気持ちを伝えることが、真の分かち合いやハーモニーに繋がり、結果的に自分の望んだ人生が展開していきます。この世界は人とのコミュニケーションやハーモニーでできています。正直なコミュニケーションがポイントです。どうせ言ってもムダだ、なんて諦めずに表現をしていくことがキーです。

 

上記を踏まえて、子供との関係性で僕達が大切にしているのが、言いたい事をしっかりと聞いて、オープンに言いたいことをしっかりと認める育児。どんなことでも表現をしてよいという環境を作るということです。もちろん、無理やり言わせることじゃなくて、子供の自然で自発的な発言を尊重しながら。「あれが食べたい」「携帯が見たい」「お散歩に行きたい」「あれがほしい」などの表現としっかりと向かい合います。必ずしも、その言葉を親がそのまま叶えてあげるかどうか、すぐに叶えてあげるかどうかは別として。とにかく言わせてあげる環境を作り、こちらも真剣に向かい合います。子供の言葉をしっかりと認めていくことが健やかな関係性を作るポイントだと感じています。

 

もちろん、そのためには、自分たちがしっかりと表現をしていかなければなりません。子供を通して、自分達も表現やコミュニケーションについて気付かされる日々を過ごしています。お互いの時空の共有を尊重しつつ、育児をエンジョイしていきたいと感じています。

 

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